先週末はPhiladelphai Cricket Festivalに行ってきた。(Merion Cricket Clubの風景)
世の中には本当にきれいなもの、見ているだけで心が和む美しいものがあると思う。美しい湖水、緑なす木立、マンハッタンの夜景、などの景色はそうだし、砂浜に打ち寄せる波、キャンプの焚き火なんかも落ち着く。僕にはよく分からないが有名な絵画なども好きな人にとってみてはそうなんだと思う。
もうひとつ僕が美しいと思うものは、きれいなクリケットオーバルである。イギリスやオーストラリアの田舎で時々見られる山の中のグランドは時々ため息が出るくらいきれいなところがある。フィラデルフィアにあるMerion Cricket Clubもその一つだと思う(写真上)。ここは歴史のあるいわゆる社交クラブで、通常はクラブ会員しか入れず、テニスや水泳や食事などを上品に楽しんでいる。横浜にあるYCACと同じようなものだけどこっちの方がぜんぜん大きい。アメリカに来たばかりの頃、初めてこのグランドに来たときは、こんなきれいなクリケットグランドがアメリカにあるなんて驚いた。Maddogsのあるイギリス人はこのグランドのピッチ上で数年前に結婚式を挙げた。それも奥さんの提案だという。
ちなみにPhiladelphiaにはこのほかに由緒あるクリケットクラブがいくつかあり、このブログのプロフィール写真になっているバックグランドもPhiladelpia CC というこれまた美しいグランドである。
それにしても、この時期の天気がいい日にクリケットをするのは本当に気持ちいい。アウトフィールドを守っていると、ぼんやりしてしまい、自分のところに球が飛んできてはっと目が覚めたりする。これ以上シーズンが進むと暑くなって汗だらだらになり気持ちいいとは言いがたい。
大会の結果の方は、僕はMaddogsの一軍には入れなかったため、Australiansというチームで参加したのだが、MaddogsもAustraliansも序盤線でつまづき、2勝2敗で迎えた両チームの決戦は、Australiansが善戦するも最後は届かずMaddogsに軍配が上がった。今までMaddogsを相手に試合をしたことは何度かあるが、いつも一緒にやる仲間と対戦するのは楽しい。でもまだかったことはないのでいつかは負かしたい。
スコアラーもこんな蝶ネクタイをしているくらいここは由緒正しいクリケットクラブである。
Guest playerとしてJonty Rhodesがきていた。思ったよりかなり小柄だったがフィールディングのスピードはすばらしかった。Richardは49ランの時にJontyからクイックシングルを狙い、Johntyのすばらしいフィールディングに間一発セーフになり、この日一番の盛り上がり。曰く「だって自分のスコアに(49 run out by Jonty Rhodes)って記念になるじゃない」だって。
(Dinner partyの時にJontyと記念撮影。もう39歳らしいけど結構かっこいい)
備忘録
Philadelphia cricket club戦 - ボーリングなし。バッティングは7番で4ラン。アウトスイングのラインを読み間違えてボールド。なんとウィケットキーパーをやらされた。WKをやるのは何年ぶりだろう。すごく久しぶりで緊張したが、caught behind2つ、に絶対アウトだったstampingも一つあった。もうボーラーは引退勧告ということなのかな、やっぱり。
Germantown戦 - ボーリング1オーバーのみ4ラン。バッティングは9番残り1オーバーで4ラン。Caught at mid on.
Maddogs戦 - ボーリングなし。バッティングは6番で 6 runs off 10 balls。Run out. PrasannaとBartのボーリングをそれなりに対応できたのが収穫。PrasannaのLeg spinは練習ではいつも2球くらいでアウトになるくらい、どうプレーしていいか分からないくらい手ごわいのでまあうれしかった。全体を通して、やっぱりもっとアタッキングバッティングする必要あり。